G-J6KNYELLT9 奈良市が「こども誰でも通園制度」を2025年8月から本格実施!保育園が月10時間利用可能に|勝手に奈良県探求ブログ
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奈良市が「こども誰でも通園制度」を2025年8月から本格実施!保育園が月10時間利用可能に

ろしん

子どもがまだ未就園で、保育園に入れない。
でもちょっとだけ預かってもらえたら気持ちがラクになる──。
そんな子育て家庭に向けた国の新制度「こども誰でも通園制度」が2025年4月から一部自治体で始まり、奈良市ではいよいよ2025年8月から本格実施されることが決まりました!
本記事では、奈良市が発表した詳細情報をもとに、制度の特徴や利用方法などをわかりやすくまとめています。

こども誰でも通園制度とは?就労なしで保育園が使える新制度を解説

国の少子化対策として、2024年に子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律が成立し、こども誰でも通園制度(乳児等通園支援事業)の施行が決定しました。
こちらの制度の概要は以下のとおりです。

制度の概要

子ども誰でも通園制度は、保護者の就労状況や理由を問わず0歳6か月から満3歳未満(主に0~2歳)の未就園児が保育施設を時間単位で利用できる新しい制度です。
これまで、保育園などは保護者の就労や特別な事情がある場合に限り利用できましたが、この制度により保護者が専業主婦(夫)でも、理由を問わず利用できるようになります

目的

▼子育て家庭の孤立感や不安感を軽減し、
 すべての子どもの成長を応援する
子どもが家庭以外の環境や人と関わる
 機会を増やし、社会性や発達を促す
▼保護者が一時的に育児から離れることで
 リフレッシュし、育児相談などの機会を得る

主な特徴

▼利用対象
 0歳6か月~満3歳未満の未就園児
 ※企業主導型保育事業所は対象外
▼利用時間
 2025年度は月10時間までが上限
 ※自治体によって延長可能
▼利用料
 1時間あたり300~400円程度を想定
▼利用方法
 定期利用(曜日や時間を固定)と
 自由利用(柔軟に利用)の両方が可能
▼実施施設
 保育園、認定こども園、地域型保育事業所、
 幼稚園、地域子育て拠点など
▼開始時期
 2025年4月から一部自治体で制度化
 2026年度から全国で本格実施予定

一時預かり事業との違い

既に実施している一時預かり事業保護者の立場からの必要性に対応する制度です。
一方、こども誰でも通園制度利用目的を問わず利用可能となっています。

これは、この制度が保護者のために預かるものではなく、様々な経験を通じて子どもの育ちを応援することが目的であるためです。

参考:こども家庭庁ホームページ

奈良市のこども誰でも通園制度|対象・料金・利用方法を詳しく紹介

奈良市では2024年度に試行的に子ども誰でも通園制度を実施していましたが、2025年8月より本稼働することとし、2025年6月中に利用申請の受付を開始することとしました。

奈良市の運用について、具体的に見てみましょう!

利用対象

奈良市に住民票があり、利用日時点生後6か月~満3歳未満の子どもが対象です。
※認定こども園や保育所などを利用している子どもは利用不可
※保護者の就労状況にかかわらず利用可能(専業主婦(夫)でも可)

実施施設

2025/6/17現在で次の施設が実施施設となっています。

奈良市立高円こども園(公立)

▼住所
 奈良市古市町1249番地
▼問い合わせ先
 奈良市幼保こども園課
 TEL:0742-34-5493
▼利用料
 1時間あたり300円(予定)
▼実施日
 原則月・水・木曜日
▼実施時間帯
 午前10時00分~午後3時00分
 ※利用時間については現在検討中
 (2025/6/17現在)
▼定員
 1日最大5名
▼受入れ年齢
 生後6か月~満3歳未満
▼開始月
 2025年8月

その他の詳細についてはこちらからご確認ください。

利用時間

子ども1人あたり月10時間まで
こちらは各月の上限であり、未利用時間を翌月に繰り越すことはできません。また、複数の施設を利用する場合であっても、各月の上限は合計10時間となります。

利用料

1時間あたり300円(予定)
上記利用料とは別に別途実費負担が発生する場合があります。

申し込み方法

利用申請の流れは以下のとおりです。

「奈良市こども誰でも通園制度利用申請フォーム」から利用申し込みを行います。

申請内容に基づき審査され、認定されます。

「こども誰でも通園制度総合システム」のアカウントが発行され、メールが届きます。届いたメールに従い、当該システムにログインします。

上記システムにログインし、各施設の空き状況などを確認のうえ利用の予約を行います。

まとめ|奈良市で始まる「誰でも通園制度」の利用条件と注目ポイント

働いていなくても「ちょっとだけ子どもを預かってもらえたら」という声に応えるのが、今回始まる「こども誰でも通園制度」です。

奈良市ではこの制度を2025年8月から本格的にスタートさせ、6か月〜満3歳未満の未就園児を対象に、月10時間まで保育園を利用できるようになります。
利用料は1時間あたり300円程度と想定されており、まずは高円こども園での先行実施が予定されています。

「預ける理由は問わない」という柔軟な制度は、育児中の息抜きや家庭の安心につながるはず。
子育て世帯にとって、選択肢のひとつとして知っておきたい制度ですね。

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