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香芝市の子育て環境まとめ│大阪通勤圏・制度充実・住宅の買いやすさが魅力!

ろしん

このブログは、結婚を機に奈良県に転居したサラリーマンが第二の故郷【奈良県】を詳しく知るため、奈良県の様々な情報をまとめたブログです。みなさんの参考になれば幸いです!


今回は大阪府に隣接している【香芝市】ついて書いていきます。

【香芝市はどんなまち?】大阪近郊の子育て・通勤に便利なまち

香芝市は奈良盆地の西端に位置し、大阪府と隣接しているまちです。市内には近鉄大阪線・南大阪線、JR和歌山線などの駅が8つあり、大阪市内まで約30分と通勤・通学に非常に便利。
乗降客数の多い近鉄五位堂駅で詳しく見ていきましょう!

朝のラッシュの時間で調べてみました

▼五位堂駅~鶴橋駅
 乗り換えなし約25分
▼五位堂駅~大阪駅(梅田)
 鶴橋駅で乗り換えて約45分
▼五位堂駅~大阪難波駅
 鶴橋駅か大阪上本町駅で乗り換えて約35分

五位堂駅始発の急行電車もあるため
うまくいけば座って通勤も可能!

ろしん
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始発電車があるのは本当に楽ですよね!朝から座れるだけでその日の仕事のパフォーマンスがだいぶ変わる気がします!

【香芝市の子ども真ん中社会】若い市長が描く子育て支援のまち

香芝市の市長は三橋和史(みはしかずし)市長といい、なんと2025年4月1日時点で36歳の若手市長です!
これまで記事にした各市の市長については、奈良市49歳、生駒市51歳、橿原市52歳、大和郡山市73歳ですので、いかに若い市長かがわかるかと思います。
この三橋市長の所信表明に5つの公約が掲げられていましたが、その中に「子ども真ん中社会」の徹底推進というものがありました。

子ども真ん中社会

○基本方針
・香芝市を「父になるなら香芝市」
 「母になるなら香芝市」と言われるまちへ
・子育て世帯が住みたいまちとして
 選ばれることを目指す
・小中学生・未就学児・保護者までを対象に
 包括的な支援を実施

○具体的な取り組み
・制服・標準服の購入費の無償化(奈良県内初)
・教育環境の整備(体育館への空調設置など)
・いじめ防止体制の強化
・保育の充実と待機児童対策(児童の受入強化)
・地域子育て支援・家庭支援の強化
・医療体制の強化

どこの市長も子ども・子育て世帯に焦点を当てていますが、三橋市長は子ども3人を実際に子育て中ということもあり、個人的には期待しています!

【香芝市の子育て支援制度まとめ】

子ども真ん中社会を掲げる香芝市ですが、その社会の中核を担う子育て支援制度について細かく見ていきましょう!

【1】子ども医療費助成│高校生まで対象!月額上限や調剤費も詳しく解説

香芝市では高校生世代までの子どもの医療費が助成されます。詳細は次のとおりです。

▼未就学児
・外来:1医療機関ごとに月額500円
・入院:1医療機関ごとに月額1,000円
    ※14日未満の入院は500円
・調剤薬局:一部負担なし

▼小学生~高校生
・外来:1医療機関ごとに月額1,000円
・入院:1医療機関ごとに月額1,000円
    ※14日未満の入院は500円
・調剤薬局:一部負担なし

【2】妊婦健診│最大11万円まで助成!産後健診・新生児検査も対象

香芝市では次のとおり健診費用などが助成されます。

▼妊婦健康診査
 最大14回、上限11万円まで助成
▼産婦健康診査
 1回につき上限5,000円
 1回の出産で2回まで助成
▼新生児聴覚検査
 自動ABR検査は上限4,000円
 OAE検査は上限1,500円の助成
▼1か月児健康診査
 乳児1人につき上限6,000円の助成

ろしん
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妊婦健診の上限は11万円であり、他の市町村と同程度の助成となっています(^^)

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【3】小中学校の制服費用助成│実質無償に!2025年度からの支援内容まとめ

香芝市長の公約である「子ども真ん中社会」の徹底推進の1つとして、小中学の制服費用の無償化があります。こちらは公約どおり2025年度から開始されており、詳細は次のとおりです。

▼対象
 香芝市立の小中学校に2025年度に
 入学する新入生のいる世帯
▼補助内容
 小学校上限2万円
 中学校上限4万円まで制服費用を補助
▼補助方法
 制服を購入する際に申請により
 上限額または実費のいずれか低い方が補助

当初は無償化としていましたが、「ほとんどこの額でまかなえる」という金額がそれぞれ2万円、4万円だったため、上限額ありという設定になっています。

なお、公立小中学校は義務教育のため、入学料・授業料ともに無償化されていますが、制服や体操服、給食費、学用品などの実費は別途必要であり「隠れ教育費」とも。
確実に負担となるこれらの費用について一部でも助成してくれるだけで、親としては非常に助かりますよね♪

【4】おむつ配布事業│4か月健診でもらえる育児支援の中身とは?

香芝市では子育て支援の1つとして、赤ちゃんがいる家庭に対しておむつ1パックを配布しています。詳細は次のとおりです。

▼対象者
 4か月児健診を受診する家庭
▼配布物品
 子ども1人につき、Mサイズのおむつ1パック
▼配布方法
 4か月児健診を受診された際に
 保健センターにて配布

おむつは絶対使うものですし、あるに越したことはないですからね(^^)

【5】ブックスタート事業│赤ちゃんに絵本をプレゼント!4か月健診で配布

赤ちゃんに絵本を読み聞かせすることは、言語や心の発達、親子の絆づくり、想像力・集中力の向上など、多方面にわたる大切な効果があります。
香芝市では、赤ちゃんへの絵本の読み聞かせのスタートとして、ブックスタート事業を実施しています。
こちらは、4か月健診を受診する親子に対し、香芝市が選んだ絵本1冊をプレゼントすることとなっています。

ろしん
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私の息子(1歳半)も絵本が大好きでよく持ってきて膝のうえに座ってくれます!そういうコミュニケーションのきっかけになれば良いですね(^^)

【香芝市の人口動態】子育て世帯の転入が多い理由とは?

香芝市の人口動態ですが、国勢調査によると

▼1970年 21,205人
▼1980年 36,314人(↑)
▼1990年 52,817人(↑)
▼2000年 63,487人(↑)
▼2010年 75,227人(↑)
▼2020年 78,113人(↑)

となっており、これまで調べてきた奈良市や生駒市と違い、ずっと増加していました。しかし、令和に入ってからは人口が減少しています。

ただ、年齢別の人口推移を確認すると、子育て世帯が含まれる20-29歳の人口については同水準で維持されています。

20代後半から30代前半の子育て世帯が流入してくる要因として、これまでにあげた交通の便や子育て支援の他に“持ち家派が住みやすいまち”として考えられていることが考えられます。
実際に市民アンケート調査においても「良い土地や住宅があったから」「通勤や通学に便利だから」という理由で香芝市に住んでいることがわかります。(第五次香芝市総合計画中期基本計画より)

また、香芝市の人口動態について、年齢を3区分にわけたときに次の特徴がみられます。

▼年少人口:全国・奈良県より高い比率
▼生産年齢人口:全国・奈良県より高い比率
▼老年人口:全国・奈良県より低い比率

高齢化が進む地域が多い中で、香芝市の老年人口(65歳以上)は全体の約24.6%にとどまり、奈良県内でも比較的若い世代の比率が高い市となっています。
これは、働き盛り・子育て世帯の転入が続いていることを示しており、地域全体として“暮らしの活気”が維持されている要因とも言えるでしょう。

【香芝市の住宅事情】子育て世代に人気の理由と地価相場

香芝市はこれまで紹介した奈良市、生駒市、橿原市などと比較しても、土地の価格が安くなっています。詳細は次のとおりです。

▼奈良市:151,000円/㎡
▼生駒市:112,600円/㎡
▼橿原市:104,600円/㎡
▼大和郡山市:90,000円/㎡
香芝市:84,000円/㎡
※2025年1月公示地価より(ダイヤモンド不動産研究所)

約30分で大阪に出られる立地の奈良市、生駒市、香芝市では、香芝市が1番土地価格が安くなっているため“家を買って住む”という選択肢をもつ子育て世帯に選ばれるまちになっているのかもしれませんね!

【まとめ】香芝市は子育て支援と住宅環境のバランスが良いまち

香芝市は大阪通勤圏という立地の良さに加え、若い市長が推進する子ども真ん中社会の推進(制服費用の無償化など)により、子育て世帯にとって非常に魅力的な制度が整っています。さらに、奈良県内の大阪通勤圏の都市では地価が比較的安く、新築戸建て住宅を購入しやすいことから“持ち家派”ファミリー層に人気のまちでもあります。

交通利便性・経済的支援・住みやすさのバランスがとれた香芝市は「これから家族を育てていきたい」と考える人にとって、非常に有力な移住先の一つと言えるでしょう!

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