子育てしやすさ日本一?交通も便利で自然も豊か│橿原市って実際どうなの?

このブログは、結婚を機に奈良県に転居したサラリーマンが第二の故郷【奈良県】を詳しく知るため、奈良県の様々な情報をまとめたブログです。みなさんの参考になれば幸いです!
今回は県庁所在地の奈良市に次ぐ人口をほこる【橿原市(かしはらし)】について書いていきます。最近、イオンモール橿原がリニューアルされて一躍有名になりましたね♪
【橿原市の基本情報】自然と交通アクセスに恵まれたまち
奈良盆地の南部に位置しており、市内の多くは平地となっていますが、畝傍山(うねびやま)や香具山(かぐやま)、耳成山(みみなしやま)の大和三山もあり、自然豊かな土地となっています。
また、橿原市の特徴としては交通の便の良さがあげられます。
【近鉄大和八木駅・橿原神宮前駅】2つのターミナル駅が便利!
橿原市にはターミナル駅が2つあり、どちらも利便性抜群という言葉がぴったりの駅となっています。詳細は次のとおりです。
▼近鉄大阪線と近鉄橿原線が交わる
▼大阪難波駅にも京都駅にも出ることが可能
▼桜の名所である吉野が近く
名古屋や伊勢にも比較的行きやすい駅
▼橿原線、南大阪線、吉野線が交わる
▼神武天皇を御祭神とする橿原神宮の最寄り駅
▼橿原線で京都まで、南大阪線で大阪阿部野橋
(天王寺)まで出ることが可能
【橿原市の車移動】京奈和道・南阪奈道路でアクセス抜群
車での移動についても京奈和自動車道(京都-和歌山)や大阪方面に繋がっている南阪奈道路が通っており、電車に負けないくらい利便性が高くなっています。

橿原市在住の方は電車・車どちらでも様々な方面に出ることができるということですね!
【橿原市の子育て支援】医療費助成、育児・家事サポートが充実!
橿原市は公式ホームページにも記載しているとおり「子育てしやすいまち日本一」を目指しているまちです。そんな橿原市の子育て支援を見ていきましょう(^^)
【1】子ども医療費助成│高校生まで無料は橿原市だけ!?
橿原市ではなんと高校生世代までの子どもの医療費がかかりません!
これは驚きですね!これまで奈良市や生駒市を見てきましたが、高校生まで無料という制度はありませんでした!
ちなみに大阪府でも高槻市が府内初として2025年4月から始めていますが、橿原市では半年以上早い2024年8月から医療費無償化を開始しておりました(^^)
「子育てしやすいまち日本一」を目指す橿原市だからこその政策ですね♪
【2】子育てサポート家事支援│妊娠中~1歳半まで手厚くサポート
橿原市では妊娠中や子育て中の家庭をサポートするため、子育てサポート家事支援を行っています。支援内容は次のとおりです。
▼家事支援
調理、洗濯、掃除、買い物など
▼育児・養育支援
育児サポート、宿題の見守り、外出時の補助、
保育所などの送迎(原則徒歩・保護者同行)
利用できる時間などは次のとおりです。
①妊娠中(安静が必要な方など)
10時間まで
②生後6か月までの子を養育中
基本的に10時間まで
③生後7か月~1歳半の子どもを養育中
基本的に10時間まで
※①の場合は「安静が必要と証明できる書類」が必要だったり、②③の場合で多胎の場合は10時間が加算されるなど、細かいルールが他にもありますので、詳しくは橿原市ホームページをご確認ください。
なお、利用者負担額については基本的に1時間あたり300円となります。

子どもが1歳半になるまで20時間(上記②+③)も家事・育児の支援を受けられるのはありがたいですね!しかも、それが6,000円というのは本当にリーズナブルです(^^)
【3】子育て支援センター│6歳まで通える!橿原市の子育て拠点
▼子育て支援センター(旧白橿南幼稚園)
奈良県橿原市白橿町8-19-2
橿原市の子育て支援センターは市内在住の6歳までの子どもとその親が利用可能となっています。また、休館日は土・日・祝日と年末年始(12/29~1/3)のみとなっており、基本的に開庁しています。
私は生駒市に住んでおり、生駒市の子育て支援センターももちろん利用していますが、生駒市の場合は2歳児までしか対象じゃないんですよね💦
そのため、兄弟ができたときに「下の子は支援センターに行けるけど上の子はいけない」といったことが起こってしまいます…
ですが、橿原市の場合は6歳までは利用可能ですので、そこの心配は不要!上の子も小学生になったら友達と遊びに行ってるでしょう(笑)
【4】休日夜間応急診療所│休日・夜間も小児科医が対応
▼橿原市休日夜間応急診療所
奈良県橿原市畝傍町9-1 0744-22-9683
橿原市では休日・夜間の救急病院のひっ迫を避けるため、休日夜間応急診療所の受診が推奨されています。こちらの診療所には小児科医も在籍しており、子どもの体調が優れないときに受診することができます。
小児科の診療時間も
▼休日診療
10:00~12:00、13:00~21:30
▼夜間診療
21:30~翌6:00
※翌2:00~翌3:30は休憩時間
となっており、ほとんど24時間体制で患者対応をしてくれています。
私も第1子を子育て中ですが、少し体調が悪くなるだけで本当に不安になります…💦
そんな中、このように医療体制を整備してもらえているとそれだけで安心材料になりますよね!
【5】妊婦健診・産婦検診など│橿原市の健診助成まとめ
橿原市では各種健診などに対して次のとおり助成しています。
▼妊婦健康診査
14回まで助成される補助券が交付
▼妊婦歯科健診
妊娠期間中に1回無料で歯科健診を
受けることが可能
▼産婦健康診査
1回につき上限5,000円
1回の出産で2回まで助成
▼新生児聴覚検査
自動ABR検査は上限4,000円、
OAE検査は上限1,500円の助成
▼1か月児健康診査
乳児1人につき上限6,000円の助成
なお、妊婦健診の費用の詳細は橿原市ホームページに記載がありませんでした。他の市町村は記載していることが多いため、この点は少し残念ですね💦


【6】学校給食│2025年度は2学期・3学期の保護者負担がゼロ!
橿原市の学校給食ですが、保護者負担は公立小学校・公立中学校ともに月額4,300円となっています。
しかし、2025年度については物価高騰による家計負担を考慮し、国の交付金を活用して市立小学校・中学校の2学期・3学期の保護者負担を無料としています。
※国立や私立の小学校に通う県外の小学生・中学生についても給食費無償化支援と同額の給付金が支給される予定です。
また、1学期の給食費についても橿原市独自の「もりもり食べよう橿原市給食基金」を活用して、保護者負担が増えないような制度設計をしてくれています。
【7】児童手当│橿原市での支給額を解説
児童手当は2024年10月に改正され、高校生世代まで支給されるようになったり、支給額が増額されたりしました。
橿原市も国の制度改正に伴い、同額・同条件の支給となっています。
▼0~3歳までの支給額
第1子 15,000円/月
第2子 15,000円/月
第3子 30,000円/月
▼3歳から高校生世代での支給額
第1子 10,000円/月
第2子 10,000円/月
第3子 30,000円/月

第3子については年齢にかかわらず月額30,000円の児童手当が支給されるわけですね(^^)

【8】橿原市の子育てガイドブック:68ページの徹底サポート資料!
橿原市では【子育てガイドブック】を作成し、ホームページにデータをアップしています。
こちらのガイドブックですが、なんと68ページのボリュームがあり、橿原市の子育て支援の全てが記載されているのでは!?というくらいの情報量です(笑)
これだけでも橿原市が「子育てしやすいまち日本一」を本気で目指していることが伝わりますね(^^)
【待機児童の実態】橿原市の保育園事情の真実│0人?95人?
橿原市の待機児童については
▼2021年4月 4人
▼2022年4月 1人
▼2023年4月 2人
▼2024年4月 0人
となっています。(新子育て安心プラン実施計画(2024年度)より)
しかし、こちらの国の調査では市民が思う待機児童数と乖離があるとし、橿原市独自のルールで待機児童数を計上しています。
真に保育を必要としているが入園できない児童を【実質待機児童】と定義づけ、改めて2024年4月の待機児童を計上した結果、95人という数字となりました。

この数字が真の待機児童数であれば、子育て世代としては懸念材料になりかねませんね…
橿原市にはこの待機児童数をぜひとも解消していただきたいところです!
【橿原市のショッピング施設】子連れに優しいおすすめ2選!
大和八木駅からすぐの立地でアクセス抜群!
4階ベビー用品売り場付近にベビー休憩室・授乳室があります。また、6階のサービスサロンにてベビーカーの貸し出しサービスも行っています♪
2025年3月に大規模リニューアルがされ、西日本最大級のモールとなりました!詳細は次の項目でチェックしていきます(^^)
【ファミリー必見】子連れにうれしい!イオンモール橿原の魅力
奈良県民に馴染みの深いイオンモール橿原は、橿原市に開業して2024年4月で20周年を迎えた歴史あるショッピングモールです。
20年前の2004年4月に「ダイヤモンドシティ・アルル」としてオープンし、2007年に「イオンモール橿原アルル」への名称変更を経て、2011年に現在の「イオンモール橿原」となりました。
2025年3月に大規模リニューアル│新エリア「ウエスト・ビレッジ」
新エリア【ウエスト・ビレッジ】が登場しました!ウエスト・ビレッジには次のエリア・施設が入っています。
▼芝生が気持ちいいNONIWAエリア
▼子どもが喜ぶアスレチック施設
“ちきゅうのにわ”
▼世界最大の無印良品
▼アウトドア・スポーツ特化型専門店
▼ペットも楽しめるドッグラン
芝生やドッグランなど「本当に商業施設!?」と思うようなエリアになっていますね♪
個人的に気になるのは、やはり芝生があるNONIWAエリアとアスレチック施設のちきゅうのにわです!子どもと一緒に行って体いっぱい遊んでほしいですね(^^)
子ども連れファミリー向けの施設・サービスが充実
本館の1階・2階・3階の各所とウエスト・ビレッジにベビールームがあり、授乳室やおむつ交換台があります。また、子どもトイレや多目的トイレも多数あり、子ども連れには助かる施設・サービスがたくさんです!
他にも【おやまKIDS】や【ゆるりんぐ】といった子どもが遊べる場所・くつろげる場所も館内にあるため、親が買い物で疲れた場合でも子どもだけ遊ばせておくということができるのもありがたいですね♪
ちなみに駐車場も約6,100台準備されており、子ども連れとしては百点満点の商業施設です!!
キッズ向けの店舗が多い
子ども向けの買い物ができる店舗はもちろん、子ども向け遊具施設があるところも評価ポイントです!各店舗は次のとおりです。
▼トイザらス・ベビーザらス
▼西松屋
▼おさるのジョージ わくわくアドベンチャー

おさるのジョージの施設は子ども(1歳3か月)と行きましたが、ボールプールなどがあり本当に楽しそうに遊んでいました♪

【まとめ】橿原市は子育て世帯・共働き夫婦におすすめのまち!
いかがでしたでしょうか?
橿原市は交通の利便性に加え、自然の豊かさ、そして何よりも子育て支援の充実度が非常に高いまちです。
特に高校生までの医療費無償化や、子育て支援センターの利用年齢の広さ、家事支援の制度など、子育て中の家庭には嬉しいポイントがたくさんありました。
また、イオンモール橿原のように家族みんなが楽しめる大型施設があるのも大きな魅力ですね(^^)
私自身、「奈良で子育てをするならどこがいいだろう?」と考えながら市町村を調べていますが、橿原市はその中でもかなり有力候補になりました。
もちろん待機児童問題など課題もありますが、それに真剣に取り組もうとしている姿勢も感じられました。
これから奈良県への移住を考えている方、あるいは県内で子育てしやすい地域を探している方の参考になれば嬉しいです♪