【奈良市 vs 生駒市】子育て支援制度を徹底比較！住むならどっち？

奈良県内でも人気の住宅地である【奈良市】と【生駒市】——
この2つの市は子育て支援が手厚い自治体としても知られていますが、実際の制度にはどのような違いがあるのでしょうか？

この記事では、医療費助成・妊婦健診・家事サポート・給食費などの支援制度を比較しつつ、通勤アクセスの面からも両市を詳しく見ていきます。
移住や引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください！

【制度一覧表あり】奈良市と生駒市の子育て支援制度を比較

早速、下記比較表からそれぞれの市の特徴を見ていきましょう！

※上記の情報は2025年6月現在の情報であり、医療費や助成内容は変更の可能性があります。最新情報は各自治体公式ページをご確認ください。

奈良市の子育て支援制度まとめ｜医療費・健診・給食費など

上記の表はあくまで制度概要ですので、ここでは奈良市の子育て支援の詳細を見ていきます。

【1】子ども医療費助成

奈良市の子ども医療費助成制度は次のとおりです。

【2】妊婦健診などの費用助成

奈良市の妊婦健診などの費用助成は次のとおりです。

多くの場合で妊婦健診の費用は助成額を超えて自己負担が発生します。
奈良市のように少しでも上限額が高ければ、自己負担が発生したとしても少額で済むかもしれないので、助かりますよね！

ろしん

私の妻も妊婦健診で持ち出しが発生していました💦

【3】妊娠・子育てのための支援給付

奈良市では、妊娠と子育てのための支援給付が行われます。
タイミングと支給額はそれぞれ次のとおりです。

【4】家事手伝いサポート

奈良市では奈良市エンゼルサポート事業として「家事のサポートが必要な家庭に対して、サポーターを派遣して日常の家事をお手伝いする事業」を展開しています。

「産前」では10時間程度、「出産日～子の1歳の誕生日」では20時間程度利用できます。
また「1歳の誕生日～小学校入学前の期間で市が認めた1年」でも20時間程度利用できます。

つまり、合計で50時間利用することができるわけです。

利用料金は1時間あたり500円であり、最大50時間利用しても25,000円ですので子育て家庭には嬉しい事業ですね(^^)

ろしん

例えば、生駒市ではダスキンに家事をお願いした場合、2時間で8,800円かかります。この辺りは奈良市の方が優位な気がしますね！

【5】産後ケア

奈良市の産後ケアは最大7日間利用可能であり、利用料金は次のとおりです。

ろしん

生駒市の場合は回数の上限はありませんが、クーポン券が切れれば全額自己負担になりますので、費用を抑えて利用できる回数は奈良市の方が多そうですね！

【6】学校給食

奈良市の学校給食費（保護者負担）は次のとおりです。

驚くべきは中学校の給食費が無償化となっていることですね！

公式ホームページでは「令和7年度（2025年度）の保護者の負担額は～（略）～中学校は無償」という表記でしたので、来年度以降はどうなるかわかりませんが、保護者の費用負担を減らそうとしているところは良いポイントです(^^)

生駒市の子育て支援制度まとめ｜無償化やクーポン制度が充実

次は生駒市の子育て支援制度の詳細をみていきます。

【1】子ども医療費助成

生駒市の子ども医療費助成制度は次のとおりです。

ろしん

生駒市の乳幼児医療費無償化は本当にすごいですね！県庁所在地の奈良市より整っています(^^)

【2】妊婦健診などの費用助成

生駒市の妊婦健診などの費用助成は次のとおりです。

【3】妊娠・子育てのための支援給付

生駒市でも、奈良市と同様に妊娠と子育てのための支援給付が行われます。タイミングと支給額はそれぞれ次のとおりです。（奈良市と同じです）

ろしん

この支援については奈良市も生駒市も同様の内容ですね！

【4】家事サポートに使えるクーポン券

生駒市では家事サポートを最大20,000円分受けることができるクーポン券が配付されています。こちらは妊娠中または1歳未満の子どもがいる家庭が使用することができ、家事・育児の支援を受けることができます。
具体的な支援内容は以下のとおりです。

【5】産後ケア

生駒市では産後ケア用にクーポン券が配付されます。
クーポン券の金額は12,500円（2,500円×5枚）となっており、ショートステイとデイケアの際に利用可能です。アウトリーチは利用不可ですので、ご注意ください。
産後ケア自体の利用料金は次のとおりです。

【6】学校給食

生駒市の学校給食費（保護者負担）は次のとおりです。

ちなみに生駒市では物価高騰に苦しむ家庭への経済的支援として令和6年度3学期の給食費を小学校・中学校ともに無償化しました。

少しでも家庭の負担を減らそうとしてくれる姿勢はとても嬉しいですね♪

ろしん

学校給食については奈良市も生駒市も家庭への経済的支援を考えてくれていることがうかがえます(^^)

奈良市と生駒市の通勤アクセス比較｜大阪・京都へ通うならどっち？

奈良市と生駒市の交通の便についても比較してみました！ここでは、各市の主要駅である【近鉄奈良駅】と【近鉄生駒駅】からのアクセスをまとめています。

大阪市へのアクセス

▼奈良市
・近鉄奈良駅～近鉄大阪難波駅
　快速急行で約42分
・近鉄奈良駅～JR大阪駅
　鶴橋駅で乗り換えて約55分

▼生駒市
・近鉄生駒駅～近鉄大阪難波駅
　快速急行で約23分
・近鉄生駒駅～JR大阪駅
　鶴橋駅で乗り換えて約38分

京都市へのアクセス

▼奈良市
・近鉄奈良駅～近鉄京都駅
　大和西大寺駅で乗り換えて約50分

▼生駒市
・近鉄生駒駅～近鉄京都駅
　大和西大寺駅で乗り換えて約54分

ろしん

どちらの市も大阪・京都は通勤・通学圏内ですが、大阪勤務なら生駒市、京都勤務なら奈良市がやや有利といえそうですね！

奈良市・生駒市の商業施設や住環境は？詳細は各市紹介記事へ

上記制度の詳細や住環境、商業施設情報などについては、それぞれの市町村紹介記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

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【まとめ】奈良市と生駒市の子育て支援と住みやすさを比較してみて

奈良市と生駒市、どちらも子育て支援には非常に力を入れていることがわかりました。

制度の内容を見比べると、医療費の無償化や産後ケアのクーポン制度など、生駒市の方が柔軟で実用的な面も。
一方で、奈良市は妊婦健診や給食費の無償化、家事サポートなどに手厚く、総合的に見て充実した支援が整っている印象です。

また、通勤・通学のアクセス面では大阪方面へのスムーズさは生駒市、京都方面は奈良市がやや優位。

移住を検討する場合、個々の家庭のライフスタイルや職場など個々の事情に応じて考える必要がありますよね。そんなとき、自分たちに合ったまちを選ぶための材料として、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです(^^)