大和郡山市で“こども誰でも通園制度”スタート|2025年7月~試行実施!制度内容を徹底解説

2025年8月から奈良市で本格スタートする「こども誰でも通園制度」—
このたび、大和郡山市でも試行的事業として2025年7月から本制度が開始されました。
本記事では制度の基本的な内容に加えて、大和郡山市での運用概要や申し込み方法をわかりやすく解説!
近隣にお住まいの方や、子育て中のご家庭にとって参考になれば幸いです。
こども誰でも通園制度とは?働いていなくても保育園が使える新しい支援
少子化対策の一環として、2024年に子ども・子育て支援法などの法改正が行われ“こども誰でも通園制度(正式名:乳児等通園支援事業)”が新たに創設されました。
こちらの制度の概要は以下のとおりです。
制度の概要
こども誰でも通園制度は、保護者の就労有無や事情に関係なく、0歳6か月〜満3歳未満(主に0〜2歳児)までの未就園の子どもが、保育施設を時間単位で利用できる制度です。
従来、保育園の利用は就労や疾病などの「保育の必要性」が求められていましたが、この制度により専業主婦(夫)世帯も含めて“すべての家庭”が対象になります。
▼保護者の育児負担や不安を軽減し、
孤立を防ぐこと
▼子どもが家庭外の人や空間と
触れ合う経験を得ること
▼保護者が一時的に育児から離れ、
リフレッシュや相談の機会を得ること
▼対象児童
0歳6か月〜満3歳未満の未就園児
※企業主導型保育所に在籍中の子は対象外
▼利用時間の上限
原則として月10時間
※自治体によって調整可
▼想定利用料
1時間あたり300〜400円程度
▼利用スタイル
曜日・時間を固定する定期利用、
または自由利用の選択が可能
▼実施場所
保育園、認定こども園、地域型保育事業所、
幼稚園、子育て支援拠点など
▼全国展開のスケジュール
2025年度から段階的に導入
2026年度には全国本格実施を予定
一時預かり事業との違い
一時預かり制度は、これまで「保護者の事情(通院やリフレッシュなど)」を理由に利用するものでした。
一方で、こども誰でも通園制度は利用理由を問わず、子どもの成長支援を目的に設計されている点が大きな違いです。
つまり、この制度は「保護者が預けたいときに使う制度」ではなく、子どもが社会との関わりを持つ機会を提供する制度となっています。
参考:こども家庭庁ホームページ
【2025年7月開始】大和郡山市のこども誰でも通園制度とは?対象年齢や申込方法を解説
大和郡山市では、2025年7月からこども誰でも通園制度を試行的事業として開始します。
大和郡山市の運用について、具体的に見てみましょう!
利用対象
次のいずれにも該当する子どもが対象となります。
▼大和郡山市に在住している
▼満1歳から満3歳未満
▼保育所等に通っていない
実施施設
2025/7/6現在で次の施設が実施施設となっています。
大和郡山カトリック幼稚園
▼住所
大和郡山市永慶寺町2-12
▼問い合わせ先
0743-52-4141
▼開園日
月曜日から金曜日までの平日
▼保育時間
9~11時、11~13時、13~15時
※上記のいずれか2時間
※月10時間以内
▼利用料
600円
※1時間あたり300円
※給食などの提供なし
▼定員
3名
その他詳細については以下のリンクからご確認ください。
▼大和郡山市:公式ホームページ
▼大和郡山カトリック幼稚園:公式ホームページ
申し込み方法
利用申請の流れは以下のとおりです。
お問い合わせ
利用には事前面談が必要ですので、まずは大和郡山カトリック幼稚園に直接連絡する必要があります。なお、利用予約は前月の15日から利用日の3日前まで予約可能です。
来援後説明・面談・申し込み
書類提出
申し込み完了
利用開始

事前面談が必要な点にご注意を!気になったら幼稚園に連絡してみましょう(^^)
奈良市版「こども誰でも通園制度」もあわせてチェック|2025年8月本格実施へ
実は、奈良市でも「こども誰でも通園制度」の本格実施が予定されており、2025年8月からのスタートが公式に発表されています。
制度の概要や対象年齢、利用申込方法などについては、奈良市版の記事で詳しくまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。

大和郡山市の暮らしやすさ・子育て環境をもっと知るには?|市の特徴を紹介
大和郡山市ってどんなまち?と思われた方のために、市の特徴や子育て支援制度の全体像をまとめた紹介記事もご用意しています。
子育て環境や住みやすさが気になる方は、あわせてチェックしてみてください!

【まとめ】大和郡山市で始まるこども誰でも通園制度をおさらい
大和郡山市でも“こども誰でも通園制度”がスタートしました。
まだ試行的な取り組みとはいえ、保育園を“就労条件なし”で利用できる新しい仕組みは、子育て世帯にとって大きな味方となるはず。
特に「ちょっと1人になりたい」「子どもに他の子と触れ合う時間を持たせたい」……そんな気持ちを持つ保護者にとって、有効な選択肢の1つになり得ます。
今後も他の市町村への拡大が予想されますので、奈良県での動きに注目していきましょう!